2012年02月25日

フィグス粒子

不条理に凍りつく
傀儡の涙が
蒼き血潮に変わる時

哀しみの戸張は
幕を降ろし
地上は大いなる歓喜に
包まれ
太陽は追憶の彼方へ
消え失せ
黒い雨が
優しく大地を潤し
墓穴は掘られる

年老いた者も
若き者も
死は、皮肉にも平等に受け入れる

それも一瞬で
脆い人間達を
呑み込む

そんな冷たく無情な死が、
僕は 時々恋しくなる
人格は否定され
金の亡者だけが
尊敬される世の中に
未練などないはずだ!
希望が幻想となり
幻想が希望となり

人工的な理不尽だけが
この闇の宇宙の中に
ポツンと存在する

いっそうフィグス粒子
など存在しなければ
よかったのに?

ラベル:フィグス粒子
posted by katu at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花が散る

 花は静かに散った
  冷たい冬の夜
 花は静かに散った
 
  走り書きの言葉を
   残して
  青い月の光に
  見守られ
  花は静かに散った
 
   花の言葉は虚しく
    遠き夜空に浮かんで
    消えた
 
   行き過ぎる群像に
   無言を貫いて
  花は静かに散った

   群像の甲高い
   笑い声だけが
   後に残る
 
   花は静かに散った
    冷たい冬の夜
   花は静かに散った

posted by katu at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月10日

黒い津波

s18.jpg不条理に凍りつく
傀儡の涙が
蒼き血潮に変わる時

哀しみの戸張は
幕を降ろし
地上は偽りの歓喜に
包まれ
太陽は追憶の彼方へ
消え失せ
黒い津波が
激しく大地を潤し
墓穴は掘られる

年老いた者も
若き者も
死は平等だった

それも一瞬で
脆い人間達を
呑み込む

そんな冷たく無情な
死が、
僕は時々恋しくなる
人間性は否定され
金に執着する者だけが
敬れる世の中に
未練はあるのか?
希望が幻想となり
幻想が希望となり

人工的な理不尽が
一人歩きする
あぁ黒い津波よ
いっそう
全ての魂を
全ての文明を
呑み込んでしまえ!

そうすれば
全ての人間のカルマも
消滅するだろ?
後に残るのは
原始の美だけだ?


posted by katu at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする