走り出す回廊に諸行無常の鐘が鳴り響く頃
僕の哀しみは頂点に達し凡ゆる地上の苦しみを飲み込む
或る者は暗い森の中から震える身を人目に晒し太陽の光に赦しを乞い、
また或る者は高い時計台の窓からその身を投げ捨て永久の苦しみに別れを告げる。
そしてまた、或る者は紅き砂漠の中から這い上がり幻の泉に身を投げ入れる。