2011年09月30日

日本舞踊

s13.jpg

国立劇場にて高砂を舞う筆者
posted by katu at 00:06| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月29日

聖なる愚か者

悪戯好きな神の命をs12.jpg
受け
聖なる愚か者は
産まれた
右手に聖なる鞭を持ち
自らの身体を傷つけ
心に深い傷をつけ
背中には黒い聖痕が
浮かび
眼からは黒い血を流し
荘厳な哀しみを
額に打ち付け
闇の中を駆け回る

救いの光茫を求めるが
未だ光は現れず
冬の原野をさまよい
荒ぶる魂は気高さを
夢枕に
静かに眠りにつく
今宵も月の光だけが
優しく語りかけてくる



 

posted by katu at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月26日

戦う少女

s11.jpg右手に聖なる剣を持ち
全身を銀の甲冑で
包み

血に塗られた背中には
戦士の誇りに満ちた
強き意志を持つ少女

自らの運命も知らず
勇敢に戦う様は
孤高な狼の様に
悲壮感すら漂うが
疑う術を知らない少女は神への求愛を欲情し
戦いを愛の証に
犠牲と献身とを
陵辱し
戦いを更なる高みへと
導いた
あぁ悲しきは少女の
青き瞳
透き通るほどの美しさを
誇る瞳が
古の鏡が割れるように
不吉な運命を予見するが
少女の心は頑なに
聖戦を求め
悲しき異端の定めを
受け入れる
暗い夜空に
真っ赤な焔が舞い上がり
冷たい月を照らし
聖なる戦士の瞳は
静かに眼を閉じる


 
posted by katu at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

末法の時代の価値観

仏教は勝ち負けだなんて釈迦が言ったのか?
仏教は勝負だなんて
言う輩がいるのか?
世俗の幸福は勝ち負けと言うならまだわかるが
仏教の教えに勝ち負けは無い
釈迦はただ苦悩の根本を自分の経験を通して
述べたにすぎない
勝ち負けにはどんな基準があるのか?
まさか聖職者が人間の
幸福を勝ち負けできめないだろう?
もし、勝ち負けで人間
の幸福が決まるなら、
それこそ、末法の時代と言う事だ
蔵の財より身の財
身の財より心の財
この言葉には
いったいどんな意味が
あるのか?



ラベル:末法
posted by katu at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月18日

渇いた街

中秋の満月がs6.jpg
悲しい雫を宿す頃

渇いた街に
優しく溢れだす


夏の余韻は
消え失せ
静かな時間だけが街を
通り抜け

空虚な光に満ちた
劇場が今宵も幕を
あける

孤独な群像が後に
続き
理由の無い微笑を
浮かべては
黄色いネオンに
消え失せる

冷たいアスファルト
が若い男女の狂貴
に満ちた不安を
優しく包み込み
虚無な時間に偽りの
喜びを与え
時の無い空間を
演出し
二人の孤独は
遠い空に消えてゆき
愛の街の礼節は
保たれる


 

posted by katu at 18:46| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

僕のルサンチマン

s9.jpg僕のルサンチマンが
今日も眼を覚ます

爽やかな朝におはようと陰険な顔をして、こちらに向かって来る
僕は思わず逃げようと
するが、
逃げても逃げても
執拗に追いかけてくる

もういい加減にしろ
と言っても
なかなか言うことを
聞かないルサンチマン

僕は根負けして
奴の陰険な顔を
ギュッと睨んでやったが
蛇の様にしつこくて
獣の様に強い
ルサンチマンは
まるで赤子を見る様に
陰険な微笑を浮かべ
頭から僕を飲み込んだ

僕は今ルサンチマンの
暗い腹の中にいる
さぁ早く僕を食べ尽くせ
強欲なルサンチマンよ
僕の身体が跡形も
無くなる位に
何もかも食べ尽くせ

そうすれば、
無尽蔵なお前の食欲も
いつかは消え失せ
闇の中より一条の
光明が僕を
照らし出すだろう

ラベル:ルサンチマン
posted by katu at 18:41| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月15日

物憂げな女

物憂げな季節が訪れs4.jpg
西陽が女の顔に
優しく影をつくる

女はどこか淋しげで
季節を追う鳥の様に
不安に満ちている

フランス風のカフェで
煙草をふかし
消えゆく煙に
溜め息をつきs10.jpg
夢の続きを
見ているような
虚ろな瞳が
微笑と涙を浮かべ
記憶の華を
飲み干す様は
戦場で正気を失った
兵士の様にどこか
寂しげで美しい

女の髪には狂気が
宿り
青い情念の躯が
オレンジ色の空に
溶け込み

枯葉が独り空を舞う
 
posted by katu at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする