2010年02月25日

運命

人間の悲劇は生まれてきた事である
と言った作家がいたが
それは正しく言えば

人間の悲劇は 悲劇を知らずして
生まれてきた事になるだろう
人間が もしこの世に生まれてくるまえに 運命という権威
ある悪巧みに
気づいていれば 一部の例外なる者を除いて
大多数の人間は生まれてくる事を拒否するに違いない
それが人間の本性であるが
それでは
あまりにも悲しい

やはり時として人間は
困難と知りながら立ち向かわなくてはならないものなのか
posted by katu at 01:30| Comment(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

迷路

人生は迷路に似ている
多くの人間は気がついてみると
この難解極まりない 迷路の中で自分を
見失っている
人生とは なんて悪辣なものなのか
私は誰よりも自由を切望する
このような性質は迷路のなかでは
不利であろう

迷路というものは 個々の性質によって
出口までの距離が多少違うからである
遠い人もいれば 近い人もいる
大変不平等にできているが
迷路を解く鍵は 全ての人に平等に
与えられている

しかしまた 多くの人は なかなか その事に気
がつかないで 迷信を
頼るのである

この事はいつの時代も同じである
入り口を出口と間違えてしまうのだ
まったく もってして故の木阿弥とは
余にも哀しい喜劇である
posted by katu at 01:28| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

哀しき訪問者

目覚めよ 我が身中に眠る同胞よ
聖性なる あの光を見よ

我はお前の来るのを待っていた
その清き唇 清き瞳 清き手足
其方は地上の全ての悪を優しく抱擁する

私は お前の豊潤な精魂の深部へ
顔を埋め 砂漠に咲く花の如く

降りしきる愛液共々 一晩中 其方を
愛撫していたい

其処には善なる神も 悪なる神も
同じベットの上さ

そう 自然の源 人間の源 全ての源
我らが 創造主よ

さぁ 早く私を仲間に入れておくれ
さぁ 早く私を銀をも溶かす 聖夜
の海へ投げ入れよ

我はおまえの前では 喜び諌む
さぁ お願いだ
一億人の目の前で 私だけを愛しておくれ

さもなきゃ 私は砂の波に呑まれ
苦悩の岸へと打ち上げられてしまう

もとの木阿弥とは 余にも哀しい
喜劇さ

この世の棺桶ほど残酷な物はない
我は空を舞う人魚のように
お前の愛液を胸一杯に受け

もっと もっと天高く飛翔したいのだ
お願いだ 憂いを忘れぬ 向日葵達を
見捨てないでおくれ
posted by katu at 01:26| Comment(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

頭痛

あぁ 頭が痛い 頭が痛い
死ぬほど頭が痛い

白い壁に差す 光の影が
なんだか 遠い 懐かしい 記憶を運んでくる

其処には 光る鳥が舞い
色とりどりの花が咲き
光る蜂達が 甘い蜜を吸いにやって来る

夜の王子達も 此の世の陽光よりも
美しく輝いているだろう

そうさ 夜に咲く花達も 此の世の王
の下に咲く花よりも
ずっと ずっと 美しい

そこでは全ての生命が 優しく
波打っている

まるで 天の大海を見るように
静寂に包まれる

そこでは私の頭痛など 全く無縁だ

あぁ頭が痛い 頭が痛い
死ぬほど頭が痛い

誰か この痛みを何とかしておくれ
このままでは 頭の中の腐った蜜が
私の心臓まで 止めてしまうだろう

なんという事だ 私の中の赤い血も
黒く染まっていくようだ

あぁ 誰かなんとかしておくれ
私は労働者のように 美しい汗を
流して生きていきたい

さもなきゃ 一日も早く
あの懐かしい 暖かな世界へ
私を誘っておくれ
地獄の住人との 追いかけっこは
もう 懲り懲りだ

あぁ頭が痛い 頭が痛い
死ぬほど頭が痛い



posted by katu at 01:25| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

善と悪

善の行く先は何処?
悪の行き先は何処?

私たちは 何方の道に進むべき ?

悲しみの行く先は何処?
楽しみの行く先は何処?

私達は何方の道に進むべき?

美の行く先は何処?
醜さの行き先は何処?

私達は何方の道に進むべき?

私達の支配者たるものは
人間を悲しむべき人形に作ったの?
人間を楽しむべき人形に作ったの?


私達の支配者たるものは
人間を美しく作ったの?
人間を醜く作ったの?



posted by katu at 01:24| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月22日

冷たい雨

あなたの いない会合は 冷たい
みぞれ混じりの 雨のよう

あなたのいない会合は 冷たい
みぞれ混じりの 雨のよう

どこか 遠い異国にいるような
そんな 孤独が付き纏う


あなたのいない会合は 冷たい
みぞれ混じりの雨のよう

暗い 暗い 闇夜を当てもなく
彷徨う獣のよう

あぁ なんと月日の流れが遅いこと
もう 何年会っていないのか

まるで黄泉の国にいるような
冷たい風が頬を刺す

あなたのいない会合は 冷たい
みぞれ混じりの雨のよう

あぁ 時間はなんて残酷なものなのか
時がたつほど情熱が沸きいでる

そんな狂おしい情念を 今日も冷たい雨に癒される
posted by katu at 23:02| Comment(3) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする